ヨナグニカラー

離島移住とカメラと。

Leica M5

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沖縄にも一応冬がある。今日は寒い。うちは山の上にあるので風がバーバーなっている。

 

先日M5を手に入れた。去年から欲しくて色々見ていたのだが、いまいち買うに至らず延ばし延ばしになっていた。

去年の年末からヤフオクで大量にフィルムライカを出品されていた方がいて、その方のオークションに夢中になっていた。

結果落札できたのはMDaとパーツ数品。すでに店頭よりも高くなっていたのでオークションは諦めた。

そんな中検索していたらオークションではなくカメラ屋の商品で希望通りのM5を見つけた。3カンのシルバークローム、OH済み。しかも露出計が生きている。

オークションでのボディ購入はCONTAXで痛い目に遭っているので、ほぼ信用してない。MDaがちゃんとした個体だったのは奇跡だと思っている。

とにかく理想の状態のM5を見つけてしまったので即注文。関東から2日で届いた。

 

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このM型唯一のルックス。当時人気がなかったのもわからなくない。そして大きい。おかげで生産数は34000台と少なめ。CLですら65000台作られている。少ないが中古価格は安い。10万円以下もよく見かける。これはもう少ししたが、OH代と考えれば安い。

 

M5は露出計が内蔵された初めてのM型ライカ。中古の場合、露出計は期待しない方がいいと思っていたが、この個体は動いており電池室も綺麗。形が特殊なので、現代のボタン電池で使えるようアダプターを噛ませて入れる。

 

露出計はファインダーの下部に表示され非常にわかりやすい。

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縦線が露出値で斜め線がシャッタースピード。この2つを交差させれば適正露出。絞りを変えれば縦線が動く。今日実際に街で使ってみたがとてもわかりやすく露出も適正。

これは使えた方が格段に便利です。

また左側にシャッタースピードが表示されていますが、シャッターダイヤルがシャッターボタンと同軸上に配置されているので、ファインダーを覗きながら容易に変えることができ、素早くシャッタースピードを決められます。

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この使用感はM型では唯一であり、他のどのM型ライカよりも使いやすいと思います。

大きさや重さも実際に持ってみると手にしっくりと収まります。

M5はしっかりと撮影することを考えられてるカメラ故に、その処遇は悲運としか言いようがありません。

 

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今日はズミクロン35mm 6枚玉を付けて撮影してきました。やはり時代的にこのレンズが非常にマッチします。

いつもの那覇スナップです。フィルムはKodak ULTRAMAX 400。

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実に撮影が軽快でした。素晴らしい。

このM5は特に手に取って使ってみないとわからないカメラですね。

デジタルMも一個くらいこの形で出してみればいいのに笑

 

最初の一台にこれを勧めようとは思わないけど、M型ライカでは安めなので是非使ってみて欲しいと思います。

じゃ。

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