ヨナグニカラー

離島移住とカメラと。

ELMARITの誘惑。

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どうも最近やる気が起きない。でもやりたいことはやってるかも。

 

私のようなライカ初心者でもこの1年ほどで色々試すことができた。

イカを知る上での必須科目であるズミクロン、ズミルックスの35mm、50mmも所有できた。とは言っても「アスフェリカル」などの現代非球面レンズとは疎遠であり、専らオールドレンズと言われる世代のものばかりである。なので初代と2ndの違いみたいなのは全く体験できていないのだが、ズミルックスはズミクロンの代わりにはならないって事は分かった。

この4本あれば十分だな(50mmは他に何本も所有しているが)と思ったのも束の間。M-Pを所有したことにより状況は変わる。

ライブビューがついているのでレンズ選択の幅が増えてしまった。広角や望遠、マウントアダプターを介して距離計のないレンズも撮影できてしまう。

イカ純正の広角や望遠といえばやはりエルマリート。開放F2.8のエルマリートは手の届く中古価格と在庫の多さで初心者には非常に優しい。(28mm非レトロみたいな高めのもありますが)

それ故に、なんとなくズミクロンやズミルックスと比べると格下感があるように思ってしまってた。ライカはそうゆうヒエラルキーじゃないんだけどね。

所有しているフジノンレンズも換算24mmまでしか持っていないので、今回は広角を使いたいと思い21mmを物色。スーパーアンギュロンはどうしても運用上のハードルの高さを感じてしまうし、ズミルックス21mmは価格が高すぎる。やはりエルマリートに自然と目がいくように仕組まれてます。

購入したのは初代の後期型。中古価格も良心的。ただフィルター径が60mmと特殊なため、ほぼライカ純正一択になるんじゃないでしょうか。そういやカナダライツのレンズも初めて。

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ファインダーも付けるとカッコいいんでしょうが、ファインダー沼なる恐ろしい情報を知ってしまったので画角はLVで確認していきます。

 

広角の開放はあまり使わないのですが、とっちらかる事なく適度な開放感で解像してくれます。

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Leica M-P Typ240 / ELMARIT21mm F2.8 1st late

周辺光量落ちもありますが、ライカならいいよね、という謎の魔法がかかる。

開放でも理性を保ってるというか、ズミクロンのように太めの線で描いた感じじゃないんです。綺麗好きな女子のような印象。

F8まで絞れば隅々まで解像してくれます。

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Leica M-P Typ240 / ELMARIT21mm F2.8 1st late

ちょうど沖縄の風景を撮るライカレンズって何がいいのか悩んでたところでした。

正解なのかはわかりませんが、21mmはちょうどいいかもしれません。

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Leica M-P Typ240 / ELMARIT21mm F2.8 1st late

最近レタッチ問題が話題になりましたが、ライカで必要なレタッチは色を抑えてあげる事w

たまにとんでもない色を出してくる。

 

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Leica M-P Typ240 / ELMARIT21mm F2.8 1st late

色乗りはかなり良好。PLはつけないほうがいい。60mmなんてあるかどうかもわからないが。

 

結婚相手にするならエルマリートのようなタイプが理想。ズミクロンじゃ真面目すぎて、ズミルックスじゃお転婆すぎる。(しかも金使いそうw)

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Leica M-P Typ240 / ELMARIT21mm F2.8 1st late

あまり目立たず、バランスの取れた気遣いのできる優しさみたいなのを感じます。

でも親に「エルマリートのような人です」なんて言ったらポカーンてなるのでやめておこう。ちなみにうちの妻は…うーん。ズマレックスのような感じかな。知らんけど。

 

28mmも気になるなぁ。現行の中古安いんだよな。初代テレエルマリート90mmのシルバーとか貴婦人っぽくてかっこいいんだよなー。

台風の夜、ELMARITの誘惑は続く。