ヨナグニカラー

離島移住とカメラと。

Leica M-P Typ240

 

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FUJIFILM X-Pro2 / XF16mm F2.8 R WR


悩んだ末に、ライカM-P Typ240の中古を買いました。

予算的にはM10-Pもギリギリいけました。また先日発表になったα7RⅣもちょっと気になりました。

なんで240にしたのか、ってのを忘れないうちに記しておきます。

 

私はライカを使い始めてまだ1年ほどの初心者。デジタルMに関しては今年の初めに買いました。現在はバルナックⅢf、M3、M-E、M-Pの4台です。

そもそもレンジファインダーすら使ったことがなかったのでバルナックで練習するところから始めました。しかしあまり状態の良い個体ではなかったので、すぐにM3を買いました。いやー驚いた。そのまま見てるかのようなファインダー、鉄感たっぷりの重量。ああこれは、とあっさり心奪われたのであります。

 

しかし沖縄はフイルムの現像環境があまりよろしくない。しかも月の半分はコンビニもスーパーもない与那国にいるので現像しようがない。

ランニングコストを考えるとデジタルMに目がいくのはもはや必然。候補はM9以降のモデル。ちょっと前の雑誌やライカオーナーのブログなど隅々まで閲覧しました。

よく、CCDの色が忘れられない、M10はM9寄りになった、とか。

あれ?ならM9からの方がいいんじゃないかと思ったわけです。

 

しかし発売から10年近く経とうとしてるわけで、国産メーカーのデジカメでは絶対買わない年式。なのでCCD機最後のM-Eにしたわけです。

1800万画素、辛い液晶、LVなし、高感度厳しい。現行機に比べればマイナス点ですが、デジタルで撮影できるMだと割り切れば何も気になりません。むしろレンジファインダーでの撮影技術は上がったように思えます。

出てくる画は絵画のような。時に濃厚で、時に破綻。最近はモノクロ撮って出しがお気に入りです。

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Leica M-E Typ220 / SUMMILUX35mm F1.4 2nd

ただ、最近彩度を落とした現像が多くなってきました。歳のせいかな?

そこで240が気になり始めたのです。

どうせ両方買うなら古い方から、みたいな考えもありました。やはり機械式ではない以上、発売順に入手した方が賢明かと。結局自分で使ってみないと善し悪しもわからないと思うのです。

出てくる画ではM9と対象的に言われることの多い240。M-Eはそのまま手元に置いておくつもりだったので、240に決めました。

あとは中古価格が落ちてきていること、増税前というのも影響しましたw。(説得にはちょうど良い口実w)

まだM10には呼ばれてないようです、私。

 

色はシルバークロームと決めてました。赤丸の有無はどっちでもいいのですが、どうもブラックボディに惹かれないのです。シルバーのオールドレンズが多いせいかな。

 

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実際持つとやっぱり厚いですねw でも苦になるほどではないかと。

厚さ、重さはある程度の範囲で道具に自分を慣らしていった方が早いですね。

 

シャッター音は、いや、そんなに多くのライカのシャッターを押したわけではないのであれなんですが、すごくいいです。M9のシャッターフィーリングが不評な理由もやっとわかりましたw

 

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Leica M-P Typ240 / SUMMILUX50mm F1.4 2nd

レンズ情報を入れなかったのでCAMERA RAWで補正してますが、赤の発色がM-Eのそれとは雰囲気が違います。

 

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Leica M-P Typ240 / SUMMILUX50mm F1.4 2nd

飽和しそうでしない、情緒的とでもいったらいいのか。

 

 

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Leica M-P Typ240 / SUMMILUX35mm F1.4 2nd

やはり記憶色的な出方をしてます。あーこれが 240なんだな。

 

今日は体調が悪くて家の近所を設定変えずに撮っただけなので、風邪が治ったら色々試してみます。高感度も試したい。あー楽しみだ。